[1501]母、退院
朝から陽射しが暖かく、一気に春になった感じ。
昨日の検査の結果、今日の退院はOK。
支払いを済ませ、次回の一ヶ月後の検査についての説明を受け、薬を貰い、着替えを済ます。
来る時は寒かったらしく、セーターを着てきたので、
今日のポカポカ陽気には暑すぎるよう。
荷物がたくさんで両手一杯抱えていたら、看護師さんが駐車場まで母を車椅子でおくってくださる。
早咲きの桜情報があるけど、どこかちょっとよってみる?と聞くと、「今日は真っ直ぐ帰ろう」
沿道にあちこち咲いている薄紫色のミツバツツジに歓声を上げながら、「いつもはうちもサクランボの花が咲いている頃だけど」と、車中で案じている。
帰り着いて、頭上をみあげると、パラパラではあるけど、白い花が枝先についている。
「咲いていたね」と母喜ぶ。
着替えを済まし、自分のベッドへ腰掛け、ようやく落ち着いたよう。
留守中録画されていたドラマを、再生して見ながらうたた寝。
つられてこちらも瞼が重くなる。
突然、「濃いお茶を入れてこようか?」と声がする。
「病院のお茶は、うすくておいしくなかった」らしい。
病み上がりの人をつかうわけにもいかず、「私がいれてくるから」と立ち上がって台所へ。
最初の一杯は、仏前の父へ。
白い器に注がれた、濃いめの緑色のお茶のおいしいこと。
庭へ出てみると、紅色コブシが一輪咲いている。
つぼみがたくさん。
これからが楽しみ。
わずかに残っていた紅梅
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