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2014年9月 2日 (火)

[888]予期せぬ出来事

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 プレーも終わり、お風呂でしぶとい日焼け止めクリームを落とそうと、石鹸をいっぱい泡立てて、顔を洗った。

こすると、顔の表面をつるつるよく滑る。

両手で上から下になでて、上へ戻そうとしたら勢いがつきすぎて、右の小指の爪が、ツルリと思い切り右の鼻の奥まで刺さってしまった。

「しまった」と、思うと同時に、赤い血がダ~ッと流れ落ちてきた。

とっさに鼻の付け根を左手で押さえて、右手で体中の石鹸分をシャワーで洗い落とす。

左手はティッシュで作った鼻栓から濡れてくる鼻血を、タオルでぬぐいながら、右手に持った乾いたタオルで体を拭く。

ようやく着替えを終わって、鏡で様子をみてみる。

鼻の両方の穴から、赤い血がふきだしている。

とりあえずティッシュを鼻につめる。

白地に赤い血がすぐに滲む。

流れる血の勢いが強く、なかなか止まらない。

右だけでなく、左にも血が流れてきて、そのうち口の中まで。

何度か鼻につめかえた紙も、中からじんわり血が滲んできている。

風呂から上がってきた友人もびっくりして、「救急車をよぶ?」

なかなかとまる気配がないので、受付の人に救急車を呼んでもらう。

鼻に栓をして、ソファーに横になり、救急車を待つ。

「10分くらいで来る」とのこと。

ビニール袋の中にティッシュとタオルを持参。

青い制服の救急隊員が三人きてくれた。

てきぱきと処置をする隊員達。

すぐストレッチャーに乗せられる。

搬送先は、今リハビリで通院している病院の耳鼻科へ打診の電話をして、OKとのこと。

ビニールを顔の下に広げて、鼻につめていた紙の栓をはずす。

たまっていた血の塊がずるっと落ちる。

口の中のも外へ出す。

血は止まっているようだといって、右手で鼻の付け根をつかみ、左手で頭を抑えて(やや上を向くように)、病院に着くまでおさえていてくれた。

同じ強さでずっと押さえていてくれたから、きつかっただろうと思う。

救急車はどの道を通っているのかわからなかったが、サイレンを鳴らしながら走って、交差点や交通量の多いところでマイクで道を譲るように呼びかけ、お礼ををいいながら通り抜けているのを聞くと、ありがたいと思う反面、申し訳なさでいっぱいになった。

私の不注意でみんなに迷惑をかけている。

友人が付き添いで乗ってくれたが、車酔いで気分が悪くなりかけ、前のシートに移動。

病院に着くとストレッチャーごと、ERへ通された。

ストレッチャーからベッドへ移動。

隊員さんとはここでお別れ。

ドクターやナースがたくさんベッドを取り囲む。

その後、耳鼻科の先生の診察をうけに、車椅子をナースに押してもらっていく。

モニターの画像を見ながら診察。

鼻の奥にざっくりと切れた傷が見えた。

苦い2種類の液体で鼻の中を治療。

口の中に落ちてくるので飲み込まないように必死。

傷ついていない粘膜をワイヤーのようなものでこする気配がする。

顔をしかめて苦痛を訴えると、「これぐらいはがまんしなさい」

「鼻血で救急車で来た人も珍しいね」とDrにんまり。

飲み薬、2種類でて、水曜日にもう一度来なさいとのこと。

ずっと付き添ってくれた友人夫妻が家まで送ってくれた。

いま鼻にはガーゼ2枚と綿栓が入っている。

鼻水が出てくるが、うっすらと赤い。

まだ完全には止まっていないのかな。

信じられないような一日の終わり。

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