鴨池港から急いで帰る。
まもなく太陽が沈む。
開いたエレベーターから、4~5才の男の子が1人降りてきた。
「こんにちわ」と声をかけると、恥ずかしそうにかけていった。
と思ったら、すぐに引き返してきて
「おばちゃんは夕陽を写真にとる人だよね」といった。
11階の廊下でよくであい、お母さんとあいさつしていたのを、
一緒にいた坊やも覚えていたらしい。
1人で大人とお話でできて、うれしかったよう。
よく見ると裸足で、廊下をペチャペチャと、家へ走って帰っていった。
少しだけ太陽の頭が見える。
とうとう 沈んでしまった。
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